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2018-01-01から1年間の記事一覧

北村薫『六の宮の姫君』の読書感想文ーー「六の宮の姫君」は誰だったか?

これは作品の否定ではない。 エンタメとしては面白かろう。さらりとした文体で編まれながら、福音のように挿し込まれる一文。リズミカルに浮遊/着地を繰り返しつつ真相へと至っていく構造が小気味よい。そして物語の集大成として描き出される芥川と菊池の友…

音のアーキテクチャ展で取ったメモ

そんなに多くはない 個人的にはデザインあ展より満足 *** 20181013 音のアーキテクチャ展 会場全体が音楽に同期している。よくある展覧会のようなメディア内メディア(複メディア的状況)ではなく、総体としてのメディアである 絵と違って始点によって印象を…

デザインあ展で取ったメモ

本当にそのまま 意外と思い出せるな *** 感想 20180919 トイレマーク 性の色が来場者にアプリオリ いれもの二十面相 技術的無意識 動画で撮ることによるアウラの崩壊と無意識の崩壊 あの手この手 アン・ドゥ・トロワ 量子性 不確定が情報観測により確定する …

20180729

DAKSのシャープペンシルを買った。手前が新しいので奥が古いの。 古い方のペンはひどいことになっているが、色々と思い入れがある。 これは元々、中学1年生の頭に人から貰ったものだった。9年間使ったことになる。太さや重さや見た目など、あらゆる点が気に…

知能検査(WAIS-Ⅲ)の結果

知能検査の結果が出た。指標は平均100で標準偏差15の正規分布(85〜115に70%がはいる)。 項目 記述的分類 言語性IQ:134 高いー特に高い 動作性IQ:141 特に高いー特に高い 全検査IQ:139 特に高いー特に高い 言語理解:133 高いー特に高い 知覚統合:144 …

きのう見た夢

何らかの過失(多分事故だったと思う)で逮捕され、地下牢に拘留される。地下牢は横穴式石室のようになっていて、土埃がすごかった。また、受刑者ごとに個室があるわけではなく、大部屋に布でできた縄のようなものを張ってパーティションにしていた。まずそ…

20180719

『ポリコレに縛られた落語』という演目で、マクラの挨拶を怯えながらひたすら正しく修正し続け、ついぞ本題に入らず時間切れで終わる。

20180717 ドリフター

ふと気になって調べてみたら、高校生の頃からの自分の移動記録がGoogleロケーションに残っていた。面白くて、つい長い間眺めてしまった。 これは京都に鈍行で行ったとき。道程がきつくて、静岡あたりの記憶がまるでないーーと思ったが、iPadの写真アプリに、…

20180711 *

ポケットの中身は別の場所にワープするボタンだった。押してから発動するまで60秒かかることを知っていた。 30秒 45秒 50、51、52、53、54…… 『今回もダメだったな。焦ることはない。まだ君は若い。次はもっと頑張ろう! 大丈夫。いつかきっと、きっと上手く…

20180325 桜の樹の下にはいつも人間がいる

勉強して桜を見にいった ソメイヨシノは自家受粉をすることができないクローンという有名な話がある。ソメイヨシノどうしから作られる種子は発芽することがない。ではどうやって殖えているのかというと、接木だ。そういう風に殖えていっているから、全国津々…

20180314 宇宙を騙る

スティーブン・ホーキングが死んだ。彼を超える理論宇宙学者は、次いつ出てくるんだろう。 学校ではそれなりに天文物理を解かされたが、ケプラーがどうというよりも野尻抱影とか九曜とかそちらの方に興味が湧いてしまったために、天文少年を自称していたわり…

20180306 バックアップ

主題歌か何かで盛り上がっているアラン・ウェーカーのFaded, 何かで聞いたと思ったらJ.Fla RemixのLet me love youだった SR400がカッコよく思えてくる 雑記 スマホで使用していたバックアップサービスが提供終了し、すべてのファイルが引き出せなくなってし…

20180301 卒業シーズン

姉の卒業式がそろそろらしく、いそいそしている。 近いうちに卒業する人々を見るとき、やがて必ず失われるという事実に一生懸命目をそらして装いながら笑っている、といった感想を抱いてしまう。日常を過去の棚にしまい込まれる日に際して、それは卒業式とか…

きのう見た夢

会議が終わり友人とゲームしようということになって、ハリーポッターと炎のゴブレットに出てくる巨大迷路みたいなのからリアル脱出することになった。鬱屈としていて、ゼル伝の迷いの森のようだった。迷路全体はペンギンの形をしていて、足から始まり目のと…

きのう見た夢

ついてこいと言われて美人の後ろを歩きながら坂を登っていると、坂の頂上あたりで空がパッと黄昏て、程なくして空の一点に向かって花火が挙がり始めた。誰かがなるほど今日はイースターだと叫ぶとフーンって納得して、水色に光る蝶をかたどった花火を見てわ…